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郵便受け

朝刊は部屋の新聞受けまで届けてくれるが夕刊は一階の郵便受けまで
取りに行かねばならない。
先日、夕の4時半ごろに外出先から戻った時にまだ夕刊が届いていなかった。
何時も4時過ぎには届いているのに・・・
しかしその時に郵便受けの向こうからカショーン、カショーンという音が
聞こえてきてだんだん近づいてくる。
もしや夕刊が受けに入った音ではないかと暫く聞いているとわたすの所で
シューという差し込み音が聞こえた。
しかしカショーンという音がしない。
内側から覗きこむと半分新聞が入ったままで止まっている。
こんな事は一度もなかったのにと思っていた。
 
まあ、仕方ないと思い新聞を引き抜いた。
そのまま郵便物と一緒に部屋に戻った。
翌日の夕刻、新聞を取りに行くと昨日の夕刊も入っていた。
 
直ぐその理由が解った。
この春、あるマンションで管理の仕事をしていた時だ。
マンション側から配る配送物を一戸、一戸確実に洩れなく配る方法を
教えられた。途中で止めるのである。
そうして何列か毎に間違いないかを確認してから押し込むのである。
カショーン、カショーンという連続音は確認後一気に落とす音だ。
新聞が途中で止まっていたのはわざと止めていたのだ。
 
配達員は差し込んだ筈なのに無かったのでもう一度わたすの郵便受けに
差し込んだのである。
ま、こんな事は10年に一度、有るか無いか位の確率である。
次回からは内側から押し引きして相手側に知らせてやろう。