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伊勢から戻った

一泊二日の旅から戻った。
伊勢から一気に南紀に入ったがグーグルマップで検索して最短の熊野の
方から山道を走ったが途中、一車線のひどい山岳道路が有る。
一度東京に戻る時に使ったがもう4〜5年も経っているので、
地方道路管理も快適道路にしているのかと思いきや、昔のままだった。
 
グーグルも実地検査などやる筈がない。
地図データで最短のルートを選んでいるだけである。
絶対に新宮からのルートの方が早い。
 
帰りがてら大きなドライブインに入った。
「古道歩きの里 ちかつゆ」だった。
最近出来たのだろう。昔は無かった。道の駅より充実していた。
白人の若い男の二人組と中国人のグループに出会った。
リュックサックにハイキングシューズ、そのいでたちから明らかに
熊野古道観光」の人達だった。
果たして満足したのだろうか?
英語が喋れれば会話をしたのだろうが、わたすは人一倍、英語が喋れない。
 
彼らは日本語しか通じない所によく来たものだ。
世界遺産の条件に英語が通じる事が条件に無いのだろう。
外人からすれば世界遺産に成っているので「英語が通じるハズ」だと
思っているのではないか。
だが、日本の田舎には英語が喋れる人はいない。
東京ではデパートの社員もビックカメラの社員も英語が話せる。
彼らは負け組では無いのだ。
 
田舎にいる人は自分が「負け組ではないのか」と思う人もいると言う。
ある意味安全な場所に留まっていつもと同じ人間と連んで
平穏で波に揉まれ無い生き方はツマラナイと言えよう。
 
ま、人それぞれだ・・・。
おらも、もっとゆったりとした人生を選んだ方がしあわせだった
のかも知れ無い。
 
ある従兄弟は「我われ従兄弟の中でそっちが一番“豊かな人生”を送っている」
という奴がいるがわたすは決して豊かでは無い。
ギリギリだもん。
民宿はどんなに評判が良くても所詮民宿だ。
一流を知らない人の評は聞くに値しない。
おらも好きで民宿に泊まるのでは無い。
この辺くらいしか泊まれないからなのだ。