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積極的な行動ミス

6年前の大川小学校の悲劇は「やってはイケない消極的行動ミス」だが
今回の高校生らの雪崩事故は指導者たちの経験不足に尽きる。
「やってはイケない積極的行動ミス」か?
登山中止に成るほどの悪天候時にラッセルの訓練だと?
ラッセルなんかは悪天候時にやるものではない。
経験不足と言うのは的外れであるが、指導者として責任は重い。
 
雪崩の経験者は多くはない。
雪崩を見たことが有ると言うのは経験したとは言えない。
雪崩に巻き込まれて生還したと言う人でなければ経験者とは
言えないだろう。雪崩に遭い生還した人は極々少人数だ。
そんな人は先ず悪天候時にラッセルの訓練などやろうとは言わない。
 
奇跡的に助かった人以外は殆どは窒息すると言われる。
巻き込まれれば躰の上に2メートルもの雪が被されば身動き取れなく
なり時間が経つと手足の指が凍傷になる。
恐ろしさは経験者でないと分からないと言われる。
 
3月は雪崩が多いのだ。
昔、3月の連休時、赤岳頂上からの真教寺尾根の下りの取っ付きは
声も出ないほどだった。急斜面で新雪が北側に張り付いていて
声を出すとプチっと行きそうだった。
何時までたってもラッセルが続きこの道は失敗だと思ったが
引き返す勇気など無かった。
3月に真教寺尾根をやってはイカン。今はラッセルで人気が有る
らしいが・・・。