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カラコラム2

K2とはパーキスターンの最高峰でエベレストに次ぐ世界第2位の山である。
難関度は世界一と言われる。
どんな山にも名前が付いているのにK2とは悲しい。

この雪煙では登れない。彼らは第2、第3キャンプまで進もうとしているのだろう。
 
英国の測量隊がカラコラム山脈の山にK1〜K5まで測量番号を付けたらしい。
それがK1がマッシャーブルム、K3がブロード・ピーク、K4がガッシャーブルムII峰、K5がガッシャーブルムIと名前がついたが・・ K2だけそのままの名前で
今日まで来ている。何と可哀相な山名だ。
中国名“チョゴリ”らしいがチョゴリの意味は単に “大きい山”と言う意味で
何処の山にも付けられそうな名前なので、この荘厳な人を寄せ付けない山には
相応しくないと思ったのであろうか?

上に雪が無いのは強風で雪が付かないのであろう。
エベレストのサミッターは5000人以上いるのにK2のサミッターは僅か300人あまりだ。
おまけに遭難者はかなり多い。
難儀さでは抜きん出ている。
この山は“非情の山”と言われ技術・体力だけでなく “運”の持ち主しか登頂出来ない。
“運”とは天候のことであろう。
それ程、天気が長続きしなくアプローチも大変だそうだ。
誰もが憧れる山らしいが私はそんな気力も体力も根性も無いので単に知識と
してだけインプットしている。持ってない無いのは資金もであるが・・・
ちなみにエベレストの入山料は一人250万円だそうだ。富士山は千円取られる
様になったんだっけ?
 
この山にはエベレストの様なツアー登山は無いそうだ。
そりゃそうだろう保険がいくら掛かるかも想像出来ない。ガイドも無いだろう。
巨大なスポンサーが無いと登頂出来ないのだ。
 
NHKのグレートサミッツは結局、K2をやらないで終了したようだ。
「K2をやらないで何がグレートサミッツか」と言いたい。
もっともグレートサミッツで扱った8000m級の14座の中でやったのは
エベレスト一つだけだったが・・・。
 
扱ったのは殆どスモールサミッツばかりであった。
2013年を最後に放映しないから終わってしまったのであろう。
海外のカメラマンや登山家を雇えばもっとグレートな山が扱えたのに
全くの「名前倒れ」の番組だった。 
 
K2と言う名前の小さな登山店が昔、銀座にあったが今はない。
昼休み、暇つぶしにのぞいてみた事があったが・・・。