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八ツ峰 ‐ III

山小屋に心配をかけたのはこれが初めてだった。
別に心配をかけたと言うほどの事でも無かったが・・・
到着が遅れたという位だ。山小屋としては日常茶半だろう。
 
遅い山小屋の夕食を済ませた。相棒の T はテントを持参してきていたので
テントを幕営した。
せっかく重い荷物を担ぎ上げたのだから無駄にはしたく無かったのだろう。
↑ネットで拾った剣沢キャンプ場の写真
それにテント泊の方が小屋泊まりより遥かに安く付く。
わたすは小屋に泊まった。
 
後になり別行動した人(現妻)の話では「知人が到着しない」と小屋の人に
相談した時、剣沢小屋の人は我々の登山歴を聞いてきたそうだ。
それを聞いた小屋の人は「じゃ、大丈夫だ」と、さほど心配もしなかったそうだが
念のため一つ上の剣山荘に無線を入れたのである。
 
ただ、後で「一峰から八峰までやるには早朝に発たなければならない」と言われた。
私だけ朝が苦手だったのである。
 
翌日、朝から雨だったので登る予定にしていた立山にも登らず帰途についた。
黒部ダムに着いた頃には少し晴れ間が出ていた。

相棒のTは帰路は「どうしても富山方面から帰ってみたい」と言い出し、室堂で別れた。
後で聞いた時、富山経由で東京までの行程はメチャクチャ時間が掛かったそうだ。
当時、もちろん新幹線など走っては無く鈍行に近い列車で戻ったと話していた。 
 
結局、八ツ峰は完全縦走は出来ていない事になる。
七、八峰を飛ばしている事になるが、その後リベンジを考えた事もあったが
核心部には行けたので今後、行く事はないだろう。
備忘録もかねているので細部の記憶はアヤフヤである。