雲取山に家族で登ったのは15年前の五月の連休だった。
下の子が小学2年生位だったろうか。
珍しい事に会社の別の部の人と出くわしたのを覚えている。
その日、頂上までマウンテンバイクを担ぎ込んで来ていた人がいた。
下りを自転車に乗ってかっこ良く下りていったが、殆ど担ぎ歩きだと思われた。
此所だけだろう自転車で下りおりて楽しいのは・・・。
快適さと苦難さは半々だろうか? とてもそんな事やる気はしない。
雲取山は東京で一番高い所だがアプローチも短くて済む。
終点の奥多摩からバスで1時間弱で登山口に付ける。
タクシーで行ける所まで入って貰った。此所から歩き。
泊まった小屋は “三条の湯”で温泉付きの比較的快適な山小屋だった。
山小屋で飯の事を言ったら罰が当たる。
この小屋の客は子供はウチの子供だけだった。後は殆ど年配客だった。
下り終えた後、バスの時間がかなりあったのでバス停で缶ビールを飲み
ながら待っていたら臨時バスが突然現れて買ったばかりの缶ビールを急ぎ
飲みほした記憶がある。
登山客用に出た臨時バスだったのだ。
一つ下のバス停はバスの本数が多いため其所まで歩いたグループがいたが
臨時バスのおかげで我々は余裕で座ることが出来た。
一つ停留所を歩いた人達は前の停留所にいた我々の顔を覚えていて座れなくて
ガッカリしていた。
子供達はバスに乗ると直ぐ寝てしまった。
調子の良い時は全て調子が良く、駅に着くと “特快”が来て電車の乗り継ぎも
スムーズでバスに乗って僅か3時間も掛からず我が家に付いた。
それも座りっぱなしだった。
頂上はあいにく曇り空だったようだ。
この画像は入院している父に近況を知らせる為に送った写真だった。
夏休み帰省した時、家族で見舞った時、病室の壁に貼られていて「昔登った事がある山だ」と言っていた。