先日、お鍋が続いた。普通は家族3、4人揃わないと鍋はやらないが、2名だったので具や鱈や鶏、椎茸にエノキや豚、ハクサイなどが半分残り、翌日も鍋になった。
初日は仕上げを雑炊にした。普通は仕上げは雑炊か “うどん”を入れるかだろうが、二日目はどっちも気分では無かったのでカレーにする事にした。
そういう方法が有るのは知っていたがとてもやる気にはならなかった。鍋の残りにカレーをぶち込むことに抵抗が有ったが初めて挑戦してみた。
しかし当家の鍋はハクサイの下部は誰も手を付けず、やたら残ってしまう。殆どハクサイの白部分が残っていた。
我が家の鍋は下味を一切付けずにポン酢で戴く水炊きなので、先ずミリンと醤油を垂らしてトマトケチャップ、ピューレ、固形スープ一個にマンゴチャツネ、カレールウーひとかけらと最後にデリーのカシミールカレーを入れる。
一煮立ちさせれば出来上がり。デリーのカレーレシピにグツグツ煮込むとカレーの香りが飛んでしまうので煮立ててはイケナイと書いている。
要は何を入れてもOKなのだ。一寸水分が多すぎた。カレーうどんに丁度よい具合だ。お腹が一杯だったので味見だけをして翌日カレーうどんにする事にした。
お味は最高だった。専門店の「カレーうどん」より美味い。なんたって色んな具を入れているから出汁が一杯効いている。牡蠣だけは一晩、汁に浸かっていたからこれは今ひとつであった。鶏もEー具合だ。鱈は前日に食ってしまったから合うかどうか分からない。
鍋に使った厚めの利尻昆布は取り出さずそのままだったが一口食べてみるとこれもカレーとマッチした ─── 新発見。
カレーうどん専門店を出しても大繁盛だなこれは。
次回はカレーうどんではなく残り鍋でカレーライスに挑戦してみよう。