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カレンダー展

 2週間ほど前に全国カレンダー展を観てきた。ここへは10回ほど応募し、毎回入選するが入賞する事は無かった。入賞するのは毎回決まっていて印刷屋も大体同じ所だ。既に入賞するのは決まっているのが実情だ。
 だから毎回、10何年もデザインを変えないカレンダーが入賞したりしている。玉カレンダーでもそうなのだからコンテストとは言えないだろう。
 
 今年、そのカレンダー展で入賞はしていないが気に入ったのを見つけた。絵画カレンダーで、版画用紙に特種印刷されていて油絵の筆あとまで浮き上がっている。

おまけに額装のようにエンボス加工している。どうしても欲しくなりメールをして「売ってくれないか」とお願いしてみた。
 結構、値段が掛かっているのは私もプロだから直ぐ分かった。1万円位なら払っても良いと考えていた。
 
 メール先から返事が来て「あのカレンダーは売り物ではなく、お世話になっているお客さんに配布している」との事だったが、担当の所に僅かに残っているから「送料着払いで良ければおゆずりしても構わない」との事だったので即、送ってもらった。
 いま、パソコンの横の壁に掛けられている。
 
 景気の良い時には、このようにごく少量印刷して特上客に献上するとか、カレンダー展で金賞狙いに応募するということもあったが最近は見かけなくなった。何所の企業も余裕が無いのであろう。
 そのカレンダーの印刷は韓国だった。数年前から「韓国の企業はカレンダーに力を入れているナー」と思っていたが日本も韓国に発注する時代になってきたか ─── もっとも印刷の場合だけだが。日本で同じ物を印刷するとかなり高くなるのだろうと容易に想像出来る。