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ベン・シャーン展

 昨日、埼玉の美術館まで行きベン・シャーン展を見てきた。天気は良かったが寒かった。
 往復の高速代が1800円も掛かる。仕事では無いのだから下の道を走った方が良かったかと後になって後悔した。
 頭には早く着きたいという事しかないが、帰りは昔よく通った新大宮バイパスでゆっくり懐かしみながら帰宅するのも悪くなかった。
 
 ベンシャーンの版画ポスターは昔から好きだったので目録を買って来た。実際の水彩画より印刷の方が良い場合もある。

 これを実際に見てみたいと思ったのはネットであった。ネットだと薄紫だったのだが、実際はグレーのモノトーンだったりする。
 
 素描スケッチは太い線で中々良い。今後、参考にしよう。


 
 しかし埼玉県立近代美術館は都内で催される展示会と比べ客が少ない。都内だと印象派でもピカソでもマチスでもごった返すが埼玉近代美術館は7〜8人ぐらいだった。美術監視員と同じ数ぐらいか? ウィークデイだった所為もあるが。しかし地方の美術館はどこに行ってもガラガラである。収支はきっと赤字であろう。
 興味は無かったがジョンレノン・ミュージアムも埼玉に在ったが無くなった。「東京だと残っていたかも」と思われる。
 それほど埼玉のミュージアムには人が集まらない。オルセー美術館展が東京ではなく埼玉で催されたら人の頭を鑑賞するのではなくて、絵画をゆっくり鑑賞出来たはずである。
 
 常設展も覗いてみた。普段観る事も無い日本画も観た。奥村土牛の“おしどり”の掛け軸もEーし、横山大観の紅葉に水鳥の掛け軸も中々Eー。同部屋のモネやルノアールより良かった。一流と言われる人の絵は誰が見てもEーのである。「どれか一点持って帰ってEーよ」と言われれば土牛の“おしどり”を選ぶカモ。
 
 ベン・シャーンの版画が以前、東京アートフェアーで売られていたが高かった。ミロやパウル・クレーなどの作家より高いのは何故だろう?
 数の問題だろうか・・・。