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トラピストビール

 ベルギービールの事である。甘くフルーティーな味わいで、たまーに、飲むのに丁度好い。何杯も飲むものではない。わたすは味のないビールを飲むときに割って飲んだりする。
 トラピストビールは本来、その名の通り修道院で作られていたわけで(今でもだが)巡礼に来た人や貧しい人々に食事と共に施していたと言う。
 で、修道僧らは「この酒を飲まなかったのか」という疑問が真っ先に来るのだが色々、文献を漁ると坊さん達は呑んでいたのである。
 よく呑みすぎて泥酔し、へべれけになる坊主がいて翌日きつくお灸を据えたれたと言う事も書き残されている。
 
 永平寺の修行僧とは違うのである。永平寺の修行僧が夕食時に酒宴をしていたらシュールだと思うが・・・。もっとも永平寺の修行僧にしたって修行が終われば酒ぐらいは飲むだろうし、肉も食らうだろうが・・・。
 今東光が自著のなかで「修行が終わると “女を買うために” 坊主同士で競い合って寺から町へ駈け下りた」と生臭い事を書いていたが・・・。
 
 タイやビルマの僧侶に「日本の僧侶は酒も飲むし、肉も食らう」と言うとビックリするそうだ。おまけに「日本の僧は結婚もするし子供も作っている」と言うと腰を抜かすほど驚くそうだ。タイやビルマの坊様には既婚者はいないし、酒も肉も食らわないのである。
 だから向こうの坊様は庶民から尊敬されるのである。日本の坊様は大衆から尊敬されているのか? Nonである。僧は禁欲者でないといけないのだが、日本ではビジネスなのである。東南アジアから介護士や医療従事者を呼び入れているが坊様も輸入すべきなのである。エ エー?
 
 ベルギービールのお値段は日本のビールと比べ高い。2倍以上だ。スコッチはビックカメラで1000円で売っているのに・・・。トラピストビールも300円割ればもっと飲むのに、低温で運送せねば成らないのかは解らない。日本ではビールは常温で運んでいる。最初プレミアムモルツが出たとき「低温で流通」とされていたが末端の業者が規定を順守せず、いつの間にか常温流通になってしまった。
 
 何処かの業者がトラピストビールの価格破壊をヤッてくれないかなー・・・