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カッパえびせん

 勤めていた会社の営業に「バカにされるかも知れないがオレ“カッパえびせん”好きなんだよねー」と言う奴がいた。最初は「エー〜、」と思ったがわたすも“カッパえびせん” 嫌いではない。バカにされる事を承知で言った奴には敬意をあらわそう。
 以来、わたすもカッパえびせん好物だと言う様になった。あのスナック菓子は値段と味を天秤に掛けてもAクラスに入る。ヘタな摘みより美味しいかも知れない。但し日本製に限るのだが・・。昔ハワイに行った時「ABCマート」で“カッパえびせん”を買ったが、とても不味かった。カルビーと書いてはいたが偽物だったのかも知れない。日本のカッパえびせんとは全然違っていた。
 東京の銘菓でもえびせんを売っている店が一杯あるがカルビーのえびせんが美味しい。塩と「味の素」が半分位にすれば尚、良いのだが・・。
 内緒でバイクで通っていたので会社の帰り時々、「お台場」に寄ったりした。あそこの「デックス」の3階で沈み行く夕陽を見ながら缶ビールを飲むのだが、あーいうシチュエーションでは“つまみ”は、カッパえびせんに限る。「デックス」の近くのスーパーででビールとカッパえびせんを買って3階の従業員が休憩時間に使うテラスに持ち込むのである。夕陽を眺め至福の時を迎え我が家に帰るのであった。
 わたすのバイクのボックスにはいつも紙コップが積まれていた。缶ビールだってコップに注がなければ美味くない。ゴメンね他のまじめに働いている人達・・。
 デックスの陽の入りは田舎で住んでいた家と同じ角度であった。中々の光景である。田舎では陽は海に沈んだがデックスではビルに沈む。