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日本酒

 日本酒が懐かしい季節になって来た。わたすは決っしてアルコールの強い方ではないが、好みの味は分かるクチだと思う・・・好みが若干、偏っているのは否めないが。
ビールは以前、書いたし、ワインも書いた、ウィスキーも書いた。残念ながら焼酎の味は解らないから書くことは出来ない。
 最後に残った日本酒の話だ。わたすは日本酒専用の冷蔵庫を持っている。と言っても、縦開きで一升瓶が立てて8本入るだけの物だが・・・。今は日本酒は殆ど入っておらず、普通の食料品が占領している。
 
 日本酒ほど好みの別れる酒も無いのではと思う。わたすが美味いと思って薦めた日本酒は呑んべー達には物足りないそうだ「飲みやすいがスッキリし過ぎる。フルーティー過ぎる。ドクッとした重みが無い」と言う。どちらかと言えばわたすの日本酒の好みは今風なのである。昔ながらの保守的な日本酒とは違っている。
 品評会などで上位を取っている酒が口に合う。この辺だけは時代に合っているのかも知れない。鈴××などの日本酒専門店に行っても 人気の高い酒は在庫が薄いし高い。顔が利かないと買えないのである。“十四代”などが典型だ “飛露喜”等の人気酒も顔が利かないと売ってもらえない。
 一番の好みは春先に出る、十四代山田錦だがこの酒、一般の酒屋ではまず置いていない。置いていたとしても偉く高い。一升瓶で2諭吉ほどする・・・鈴××では4英世弱ほどで買えたハズなのだが。もっとも普通の客は鈴××に人気酒を買いに行っても「切れています」でお終いなのだが・・・客が入れない裏の倉庫に隠しているのである。近所の上客(多種、多量に買うお店)にしか売ってくれない。わたすは先代からの客だったから辛うじて少しだけ分けてくれる。どちらかと言えばゴミ客かも知れないが・・・鈴××とは20年以上の付き合いだ。
 
 その年の新酒が出るのは12月に入ってからだ。それから1〜3月までが一番旨い酒が出まわる。それが過ぎると“あらばしり”などの製法の好みの酒が出なくなる。わたすが飲む酒は殆ど生の冷酒なのだが 昔、鈴××の先代が届けに来た時には「この酒は1週間で飲みきって下さい」と言っていた。しかし私は種類の違う酒を3〜4本同時に開けるので1週間で飲みきれる訳がない。
 酒嫌いの人もいるので今回はこの辺で・・シャン、シャン。