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ファミリーキャンパー

 またキャンプ場の話だ。キャンプ場にはバイクや自転車キャンパーともう一つ、ファミリーキャンパー(デカい車でデカいテントを張って発電機も持参して来る人)達がいる。バイカーらはこのファミリーキャンパーを毛嫌いする。「うるさい、やかましい、エーかげんにしろよ」なのだ。キャンプ場経営側も解っていて大体スペースを分けている。自然の中で一人を楽しみたくてランタンの下で読書などをしているキャンパーとファミキャンが合うわけがない。バイカーらは予め調べてファミキャンのいないキャンプ場に泊まるのだが時には失敗する時もある。
 ファミキャンらは2、3泊同じ所に泊まる人達が多い。見ていると3時頃に車でスーパーあたりに家族で買い出しに出かけ、戻ったらバーベキューの用意を始める。テーブルもイスも持参である。自家発電の電気がこうこうと点く中、宴会が進むと花火をはじめる。その後、炊事場であと片付けだ。奥さん連中がずーと鍋や皿を洗剤で洗う洗う。どのファミキャンも同じ様なモノだ。まったく都会の日常と同じではないか。キャンプと言えばハンゴウ炊飯だったが自家発電機など持参だから電気釜も持ってきている人もいた。もちろんCDラジカセは当たり前だ。
 子供を自然に触れさせ日常と違う事を体験させるという発想が欠落している。と言うかそういう発想すらない。食事の準備も片付けも子供に手伝わしているのも見なかった。これではマンション生活の延長ではないか。
 とは言うも、わたすの場合はハンゴウ炊飯はやらない。荷物が多くなるし大変なのだライダーの場合。どーするかと言うとキャンプ場に着く前、コンビニで夕食の弁当とつまみとビールと明朝用のパンを買ってくる。これがスタンダードなのだ。もちろんキャンピングガスでメシを作る奴もいる。グループツーリングの奴らは宴会用に色々やっている。
 コンビニ弁当なのだが、しょっ辛いを我慢すれば結構お味がよろしくなったようで・・・一人旅には貴重な存在である。

ここは福島の裏磐梯のキャンプ場。キャンパーは8月なのに誰もいなかった。裏磐梯のキャンプ場は何処も料金が高いと評判である。