「ミーハーとは何？」と聞くと「ミーちゃんハーちゃんの事だよ」と答えが返る。
「ミーちゃんハーちゃんて何」と聞くと「低俗な女の子の事だよ」と答えが返る。
「ナンでミーちゃんハーちゃんなの？」と聞くと…この辺で殆どつまってしまう。
語源などは辞書にも載っていないし百科事典にも掲載されていなかった。大正生まれの父に聞いても、解らなかったし、知っている誰に聞いても答えが出ず金田一晴彦さんに手紙だそうかなと思ったこともあった（笑）。当時はインターネットもないしウィキペディアも存在しない。
初めて勤めた会社の社長に世間話のつもりで質問してみた。明治生まれのじいさんで気兼ねをする人ではなかった。そこで初めて明確な答えを得れた。「ミーちゃんハーちゃん」と言うのは「みちこさん、はなこさん」の事、「みちこさんはなこさん」というのは大正から昭和にかけて、女の子でごく一般的な名前だったそうだ。石を投げれば「みちこ」「はなこ」に当たるほど多くの女の子の名前に付けられていて「何処にでもいる女の子、ごく一般的な普通の子」の意味である。今、言われている「芸能関係しか興味のない低俗な女の子」とは違っていたという。それを聞いた時、わたすは長〜い疑問点に終止符を打った。ウィキペディアあたりじゃドレミファソラシドの比較的低いキーのミ、ファから語源が来ているとか書かれているが じぇんじぇん違うジャン。
明治、大正生まれの人がウィキペディアあたりに投稿すれば事実が明らかになる事が一杯あるのに。明治は無理かー‥‥。
